今日は、4つの動物病院をはしごしました。
前回の「腫瘍」というタイトルの記事を投稿しましたが、
今日は、薬を服用した結果を診てもらうために病院へ行きました。
結論から言うと、口の周りの出来物のサイズが服用前よりも
少し大きくなっていたので、薬の効果がないということで、
切除手術を提案されました。
薬が効かなかったら切除した方がいいですとは、前回の診察の時に
既に言われていたので、先生のその判断自体には驚きませんでした。
しかし、やはり可愛い愛犬にメスを入れるというのは少し抵抗感がありました。
今日、病院に行く前から、出来物のサイズが先週よりやや大きくなっていることには、気づいていました。
ただ、前回の診察で、針で出来物を刺して細胞を採取した際に出た膿のようなものが化膿して大きくなったのかもしれない。
そして、1週間の服用ですぐに小さくなることはない、だからきっと大丈夫だという気持ちでいたので
切除手術の判断は、予想していなかったため、少しショックを受けました。
でも、専門の先生が言うだから手術したほうがいいんだろうなと思いながらも、
その現実を受け入れたくない気持ちが共存していました。
こんぶは、まだ去勢手術を行っていないため、先生の提案は、一度の全身麻酔で
去勢と唇の対象の部分を一気に取り除いてしまいましょうというものでした。
去勢は、そろそろした方がいいねと夫婦の間でも話はしていたので、
全身麻酔もそう何度もするのは可哀そうだから、このタイミングで同時にやってしまうのは良いなと思いました。
説明を一通り聞いた後、その足で別の動物病院の先生にも診てもらいに行きました。
これは、背中を押してもらいたいという気持ちからです。
私たちは素人なので、何が最善の方法かは正直よくわかりません。
ただ、獣医さん2人に聞いて、2人とも同じ結論を出せば、
私たちの決心も固まるだろうとそう思いました。
私たちは、あえて事前に別の病院で診察を受けたこと、切除をすすめられたことを伏せて診察に挑みました。
2つ目の病院の先生の回答にバイアスをかけたくなかったからです。
2つ目の病院の先生の出した答えは、「手術をする必要はない」でした。
これもまた私たちが期待した応えではありませんでした。
背中を押してほしかったのに、むしろ迷う結果になってしまいました。
夫婦で話しました。どうしようか?手術しようか?それとも。。。
悩んだ挙句、私たちは、また別の動物病院へ行って、診察してもらうことにしました。
しかし、そこは予約制の動物病院で、診てもらうことができませんでした。
私たちは、家に帰ることにしました。
帰り際、どうしようかどうしかと話しましたが、
最初の先生に診断してもらった通り、手術をする結論を出しました。
理由は、最初の動物病院では、1週間前の一度目の診察の時に、
細胞を採取して、顕微鏡で調べてもらうなど
こまかく診てもらった上での先生の判断だったからです。
家に帰って、そう決断した私たちは、手術の予約をしました。
そう決断した後、4時間後くらいに、妻が「本当にこれでいいのかな?」と
不安そうに、話してきました。
そう言われると僕も不安になります。
確信を持てるような専門的な知識なんてありません。
私たちは、また別の動物病院へ行って診てもらうことにしました。
今度は、今までの経緯を事前に話しました。
「セカンドオピニオンとして、診察に来ました。率直に先生はどう思いますか?」と。
4つ目の病院の先生の答えは、2つ目の病院の先生と同じでした。
「僕だったら、この段階で手術は勧めません。」
理由は、出来物の場所が、細菌などを取り込みやすい場所であること。
それから、触った感じも腫瘍というよりは炎症に近い気がするということ。
薬を1週間飲んだだけで、判断するのは難しい気がする。なぜならば、唇のような末端の部分には薬は届きにくく効果はすぐに出ない可能性があること。
ただ、手術をして取ってしまえば、当然その出来物を体から排除できるし
手術をすることで後遺症など特にデメリットはないことを説明してくれました。
「先生ならどういう処置をしますか?」と尋ねたら
「僕だったら、先ほども言った理由から、手術はせず塗薬で1か月ほど様子を見ます」
「今の出来物の大きさ、それに対するこんぶの体の大きさ、また月齢から言っても、1か月ほど見てもいいのではないか。ただし急速に出来物が大きくなったりするとその都度判断は必要だと思います」と回答してくださいました。
私たちには、結局どの先生が正しいことを言っているかはわかりません。
むしろ、どの先生も正しいことを言っていると思います。
ただ、私たちは、塗薬で様子を見ることに決めました。
塗薬で治るならそれに越したことはない。また総合的に判断してその可能性が高いのではないかと思ったからです。
この判断が正しいのかどうか今でもわかりません。
引き続き、経過を観察していきたいと思います。